餌 トウヨシノボリの稚魚は、海へ下らなくても、成長できるようです。 真水で育てることができました。 餌は、ゆでた鶏の卵の黄身を与えました。 ブラインシュリンプを与えたりもしましたが、鶏の卵の黄身だけで育ちました。 少し大きくなれば、めだかの餌や小さくて沈む川魚用の餌で大丈夫でした。 与えすぎないこと。すべての稚魚にいきわたるようになど考えて、水が黄身の粉で全面が真っ白になるほど与えてはいけません。水質の悪化で死んでしまいます。すべての稚魚を成魚にはできないのですから、強くて貪欲で、ガツガツ食べる数匹が生き残ればいいという覚悟で、少なめに与えます。 また、直接たまごの黄身が稚魚の餌にならなくても、その黄身を栄養に他のプランクトンや藻が育って、それが稚魚の餌になればいいということもあります。 |
容器 できるだけ、大きいものがよい。 温度や水質が安定します。また水が汚れずらくなります。 漬物用の樽 たらい 大きなゴミ用のポリバケツ 何でも大丈夫。 もちろん普通の水槽でも良いです。 場所と数があれば、生まれた稚魚をたくさんの入れ物に分けて育てると、全滅を防げます。また、二つと同じ状態になりませんので、稚魚の生き残り具合で、どんな環境が稚魚の生育に良いのかが解ります。 |
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水 水を汲んでおくと、緑色になることがあります。 不思議なもので、すぐに濃い緑色になる水槽と、まったく透明なままのと、茶色になるもの、他のミジンコだらけになるものなどができます。 その、緑色になった水を、トウヨシノボリの稚魚のために準備した入れ物の中に少し入れておきます。 プランクトンを生かしたいので、カルキ抜きはしましょう。 |
水草 コカナダモ、オオカナダモ、マツモなどを大量に入れていました。 なぜそれを選んだかというと、たまたまうちにあって、たくさん増えていたからです。 他は試していませんので、何が良いかは解りません。 また、いろいろな「藻」が増えていました。 小さい稚魚は、水中を漂っていますが、少し大きくなると、水草に隠れていて、目の前を通り過ぎるプランクトンを飛びついて食べていました。トップページの写真 もう少し大きくなると、底にいるようになります。それでも餌を求めて上がってきたりしていました。 |
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底に敷く土 砂利や砂で試してみましたが、あまり水の浄化作用はないようです。赤玉土が良いようです。 しかし、何も引かないのが一番良いようです。何も引かなくても、そのうちにいろんな堆積物ができます。その中に少し大きくなった稚魚は隠れています。また、アカムシが沸いたりして、稚魚の良い餌になります。 また赤玉土があると、成長したトウヨシノボリを移動したいときに、土の中にもぐって隠れようとするので、とても大変です。すべて移動したと思っても、次の日になって、土の中から一匹は必ず出てきます。 |
ヒメタニシを入れていました。 食べ残した餌をこのヒメタニシが吸い込んでくれます。 ヒメタニシの糞は、あまり水質を悪くしません。 もちろん、いろいろなプランクトンまでヒメタニシが吸い込んでしまいますが、稚魚の餌がなくなることはありません。 もちろん、ヒメタニシが多すぎれば、水は悪化します。 水槽内でヒメタニシが死んでいると、極端に水質を悪化させます。マイナスの面のそれらを差し引いても、ヒメタニシがいることによる水質浄化の作用は良いように思います。 |
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環境 これが一番、謎です。 家の外においてある水槽や小さい容器でも育ちますが、屋内だと、まったくだめでした。 違いは、日のあたり方、振動、夜間の電灯の光、ぐらいしか思いつきませんが、謎です。 とりあえず、人工照明をつけたり消したりしない、できるだけ夜は暗く、昼は数時間日が当たる、振動を与えない、むやみにかき混ぜないといったことを気をつけたらよいかと思います。 |
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ちょっと成長した稚魚。
このぐらいの大きさだと、水草に隠れているか、ふわふわ漂っている。
孵化後、25日目
45日目
成長の速さは、個体差が大きいと思う。
メダカの稚魚を育てるための容器。メダカも成長の具合の個体差が大きいので、大きさ別の入れ物を用意している。
そのメダカ用の入れ物に、実験的に生まれたてのトウヨシノボリの稚魚を入れてみた。
こんな明るい環境と入れ物でも、成魚になりました。
4匹ぐらいは、かなり大きくなったのですが、最終的にこの一匹だけになってしまいました。
本来は、このように、メダカの稚魚の育児用